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京極派歌人の研究 改訂新装版
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京極派の研究の嚆矢をかざる名著の復刊。京極派を構成する個々の歌人たちの作品と、貴族階級の最後の文芸創造者たちの生き方に迫る。
「追いつめられた断崖の突端に辛うじて爪先立っているような、崩壊寸前の公家社会に生を享け、それゆえにこそ貴族階級における最後の文芸創造者となりえた京極派歌人一人ひとりの生き方を、できる限り資料に即して追体験し、それにもとづいて彼らの作品を理解しようと試みた、私の三十年間の手まさぐりのあと」。京極派を構成する個々の歌人たちの作品と貴族階級の最後の文芸創造者たちの生き方に迫る。昭和49年初版、昭和59再版、に続き三度目の刊行。待望の復刊。
目次
序(久松潜一)
序章
第一節 京極派研究の動向
第二節 京極派作歌活動の時期区分
第一章 揺籃期の歌人
第一節 源具顕 生涯と作品
第二節 歌風形成期の京極為兼 看聞日記紙背詠草と為兼卿和歌抄
第二章 前期の歌人
第一節 伏見院の春の歌 玉葉集への開眼
第二節 西園寺実兼 とはずがたり作者の女児をめぐって
第三節 九条左大臣女とその母後嵯峨院大納言典侍
第四節 伏見院と永福門院 愛情生活と歌
第五節 永福門院百番御自歌合の成立と性格 附、補説
第三章 後期の歌人
第一節 花園院の永福門院批判 風雅集への開眼
第二節 永福門院の後半生 花園院宸記から竹むきが記へ
第三節 花園院宸記をめぐる歌人達
第四節 竹むきが記作者と登場歌人達
第五節 田中本帝系図をめぐる歌人達
終章
第一節 玉葉風雅表現の特異性
第二節 京極派歌人一覧
第三節 むすび
著者プロフィール
岩佐 美代子(イワサ ミヨコ)
1926年生。鶴見大学名誉教授。
上記内容は本書刊行時のものです。
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