文机談　全注釈

楽人たちのやり直しのきかぬ、真剣勝負の面白さ。

録音技術もなかった当時、
ぬきさしならぬ一回の真剣勝負に生命を賭け、
歴史の中に埋没していった楽人の生きざまを、
如実に写しとどめた、中世音楽史の魅力溢れる逸話の数々。
中世楽家、琵琶「西流」師範家、藤原孝道・孝時にかかわる音楽史と、
いろんな分野の有名人が琵琶でつながっている、
そうしたエピソードを綴った物語。
ようやく人を得て、翻刻・現代語訳対象の読みやすい２段組みで
その全貌が明らかになる。

乞うご期待!

目次
口絵
凡例
菊亭本文机談　
　第１冊
　第２冊
　第３冊
　第４冊
　第５冊
伏見宮本文机談　巻第２
補注
解説
　一　諸本解題
　二　『文机談』の世界
　三　菊亭本構成推考
　四　新出断簡と逸文・抄録
人物略伝
系図
文机談年表
参考文献
　人名索引
　事項索引

著者プロフィール
岩佐　美代子（イワサ ミヨコ）

上記内容は本書刊行時のものです。